コチラはパキスタンのザギで見つかった大変貴重なチタン石の双晶（ツインチタナイト）とブラックトルマリンのクラスターの共生結晶です。
スフェーンはチタン石またはくさび石とも言い、ケイ酸塩鉱物の一種で、組成にチタンを含みます。「チタナイト」と表記する場合は鉱物として、また「スフェーン」と表記する場合は宝石として扱う場合が多いです。。
スフェーンの産地は、決して多くありません。有名なのはロシア・ウラル鉱山。ロシア産はグリーンが鮮やかですが暗い色のものが多く、特有の「ファイア」が見えにくいのが実情です。次に有名なのは、パキスタン産。ヒマラヤ山脈の標高2500mもの高地で採掘されるこのスフェーン。光を当てると溢れるように虹色に瞬きます。時に、火花が散るように赤く輝くものがあり、それは別名「カラーチェンジスフェーン」とも言われます。
研磨されたスフェーンはダイヤモンドよりも強いファイアとも言われる強烈な輝きから、品質の良いものは非常に高額な宝石として扱われています。
ザギ・マウンテンは水晶ほ他にも希土類鉱物等産出していますが、殆ど流通しておらず、手に入れるのが難しい状況です。鉱物標本としても一級品です。

29.9×25.0×23.2mm 27.91g(アクリル台を含む)

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