着物種類...単衣

カラー...ブラウン

蝉の羽のように薄くて、軽い透け感のある、茶に白の格子柄の上布です。
母の実家納戸の、桐たんすに仕舞われていたものです。
上布は苧麻を叩いて、細く細くしのてゆくのです。
現代では、根気のいる仕事を継ぐ方も少なく、本物の上布と言える物は、　数100万超えの幻の繊維となっています。
以前、魚沼の紬会館を見学した時、苧麻の糸を叩いて、繊維にしている、高齢の女性伝統工芸士の方と、お話をする機会がありました。
その方いわく、現代出回っている上布は、とても上布と呼べるものは少なく、殆どは中布かただの布だね。
と言われていました！
その時展示してあった、蝉の羽のように薄い上布は、300万円でした！

この着物が、その当時幾らした物かも、知る由はありませんが、これだけ薄く出来ている麻布。
手作業で作り上げられた、麻の反物でこんなに軽く、しなやかな布は着ても、涼しく水洗いできる良さがあると思います。
シミや汚れは全く見られません。
衿袖口、脇等にも汗染み無し。
バチ衿仕立て。
麻は、水洗いできます。
小柄な方向きの寸法ですので、お安く出します。

寸法
裄丈　1尺6寸8分　　　63.6cm
袖丈　1尺5寸 　　56.8cm
身丈　3尺9寸 　　 147.5cm
前幅　6寸 　　　24.5cm
後幅　8寸　　　　　　30.3cm

袖丈・裄丈・身幅　直しできます。
身丈は出ません。