GETEMONTSとGA!FAから
麦わら帽子にハトメを打ち、
編笠のように再解釈した帽子が登場↑

「昼と夕を表す
コバルト青と鮮烈な赤を表裏に、
空間を突き抜ける銀の穴
その間を縫う依られた紐が一本
ムコウとムコウを繋ぐ」by Monk


サイズ：FREE（コンセプトにより頭に乗せて耳と顎紐で留める仕様）
直径27cm
ツバ4cm
高さ約10cm


子供用の麦わら帽子を青と赤にペイント
銀のハトメを打ち、依った生地を紐にした天下一点物。

青赤のライダースに鋲を打った様な
人工的でパンクな印象のハットに
金黒赤の配色の三つ編み依り紐が植物の蔓のように巻きつき、耳と顎にかかる紐として機能。

人工的な冷たさの上に
植物の秩序がマワり
肉体に迫る。
その肉迫した生々しさが体温を感じさせマス。

人工物、植物、人と云ふ
三界を跨ぐ三つ巴のアンバランス。
西洋、東洋、極東の抽象を具象した
不思議な魅力を感じさせる一帽に仕上がっておりマス↑


GA!FAとGETEMONTSの帽子シリーズわ
子供用の帽子と云ふのがお味噌＝はなまるき

帽子わ、
大人わ洒落や儀礼義務で被るモノですが、
子供わ何がしかの理由により強制的に被らされるモノ。

帽子をトレードマークにしてた子供なんて、
釣りキチ三平くらい←？
わたくしも例に漏れず、
帽子を被るのが苦痛なクチでした。

全ての大人わ子供だったワケですが、
そのワケを忘れちまうのも大人。

「童の時は
語ることも童のごとく
思うことも童のごとく
論ずることも童のごとくなりしが、
人となりては童のことを捨てたり」

と云ふワケで。

今わ、
ランボーの云ふ「子供の化け物」や
シンジ君みたいな「子供のような大人」の時代。


糸井重里が前にこんなこと書いてました。

「子供の頃はやたら毎日が晴れてた」と云々。

確かに子供時代を思い出すと晴ればっかり。

小林秀雄わ
エッセイ『セザンヌ』の中でこんな事言ってマス
↓
「私達は、人を、お互いに眺め合う様にしか、見ることが出来ない」
が、
「顔も表情もない自然のうちに、顔や表情を附与し、名を与え、人間の様に呼びかけた時、相手は人間の様に答えた。私達は、古い昔から、ただ見て来たのではない、その心も読んできたのだ」一部略

その逆も然り。

コレが晴れの記憶の正体哉。