この銀貨は、ブラジルがポルトガルから独立して100周年を記念して発行されたものです。（正確には1822年が独立年です）



銀貨の表面に描かれているのは

ポルトガル王：ジョアン3世（1502年 - 1557年、在位：1521年 - 1557年）



ジョアン3世は1502年6月7日、ポルトガル王マヌエル1世の長子としてリスボンで生まれる。1521年、父王の死去により19歳で王位を継承する。1525年に神聖ローマ皇帝カール5世（スペイン王カルロス1世）の妹カタリナ・デ・アウストリアと結婚した「敬虔王」と呼ばれる。



このジョアン王の時代の日本との関わりとすれば、ポルトガル人による、日本への鉄砲伝来（1543年の時期は諸説あり）1549年のフランシスコ・ザビエルの日本上陸が挙げられます、またアジアに於いては1557年にポルトガルは中国の明からマカオを貸借（ポルトガル領マカオ）インド洋の重要な港（ゴアなど）を押さえ制海権を掌握、当時はスペインとポルトガルがアジアでの交易を独占していた時代ですね。



銀貨の

「表面」は、ジョアン3世の肖像、1532年‐1932年

この1532年は、ポルトガルが現在のブラジルを植民地化した年、1932年はそのブラジルがポルトガルからの独立した年になります。いづれにしてもお祝いとしての銀貨だと言えますね



「裏面」は、ジョアン3世の王室紋章、周りに2000 Reisと描かれています



【詳細】

発行国：ブラジル（リオデジャネイロ）

発行年：1932年

品位：銀：50％　

直径：26.0mm

量目：7.9g

鑑定：NGC：MS63

同級：11枚、上位級：67枚、出品時



大変、希少な銀貨だと思います、さらに、鑑定もMS63と高鑑定になっています。



宜しくお願いします(写真などウィキペディア参照）



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