擦れ、一部鉛筆による書き込みあり。

高さ: 32.39 cm、幅: 924.77 cm、奥行き: 13.18 cm
カラー図版202点、455点。255ページ。
製造年 1988年

美しい図版とともに、クリスチャン・ベラールに関する決定版となる一冊。
クリスチャン・ベラールは1930年代から1940年代にかけてのパリの装飾芸術において、真に独創的で、大胆かつ華麗な才能を発揮した。バレエ、演劇、映画のためのセットや衣装は、スタイリッシュでファンタジーにあふれ、素晴らしい色彩で国際的な賞賛を浴びた。『ヴォーグ』や『ハーパース・バザー』のファッション・イラストは、フレンチ・クチュールのエッセンスとエレガンスを表現した。また、屏風、壁画、インテリア・デザインは、当時の一流装飾家たちの憧れの的となった。コレット・コクトーやガートルード・スタインなど、多くの親しい友人の本だけでなく、数え切れないほどの劇場プログラムやポスターの挿絵も手がけた。
これまであまり考慮されてこなかったのは、ベラールの画家としての仕事である。反シュルレアリスムの旗手として頭角を現した1920年代半ばから、ベラールは描くことをやめなかった。
ベラールの長年の友人であるボリス・コクノによる回顧録は、ベベという愛称で親しまれる、温かく魅力的で抗いがたい男の姿を明らかにし、彼の作品を光り輝くように概観している。ニューヨーク・タイムズ紙の主席美術評論家ジョン・ラッセルは、この版のために特別に刺激的な序文を書いている。