（父が定年に迎い、家を整理したら、以前中国現法の社長として駐在してた時代に現地の取引先から頂いたプレゼントだそうです。さすが中国茶を飲む機会がこれからもあんまりなく、欲しい方にお譲りします。徳化は景徳鎮と同じく、陶磁器の産地として有名だそうです。また、「国賓礼」と書いていることは、大事なお客さんへの贈り物だそうです）



（サイス感について、４枚目の写真にご参照を。寿司屋の湯呑と一緒に置いてみました）



・徳化窯とは？



中国福建省　徳化の磁器

徳化窯（とっかよう）とも呼ばれる、

中国福建省泉州市徳化県の磁器の伝統産地。



明代、清代に特に栄えたとされ、俗に白高麗と呼ばれる白磁を焼いた。

特に明の時代の白磁の美しさは素晴らしいものです。



この時代は仏像や香炉なども美術的価値が高く素晴らしいのですが、

茶器類やちょっとした雑器などもその美しさを十分に感じられるものです。



現在も産地としては継続していますが、

時代を重ねるごとに原料にも変化があり、

現代の徳化の焼き物は土味（つちあじ）に面白みを持たない

均質なものが（ガス窯などで）焼かれています。



・古くから「花の王」として愛されてきた牡丹が華やかに描かれています。



文字：粉香雲暖露華新　暁日濃熏冨貴春

(読み)

粉香 雲暖かく 露華新たなり、暁日の濃熏 富貴の春。

(大意)

おしろいのよい香りが漂う暖かい空の下、露は美しく綺麗だ。明け方に煙が濃くたちこめる春に牡丹の花が咲いた。