多くの才能を産み出す町デトロイトでも異彩を放ち、唯一無二のスタイルと漆黒と表現されるサウンドで、現在では世界的に高い人気を獲得するデトロイトを代表するアーティスト、Moodymannが2004年にリリースした3枚組の傑作アルバム。
自身のルーツであるゴスペルやジャズ、ソウル、ファンク等をハウス・フォーマットへと落とし込み、独特のサンプリング・コラージュで黒光りする艶っぽいサウンドを構成。
時には泥臭いファンクネスも漂わせるそのサウンドはハウスの枠に収まり切らないMoodymannならではの世界。
Norma Jean BellのサックスとRoberta Sweedのヴォーカルをフューチャーした名曲『Runaway』や、Amp Fiddlerを迎えた『I"m Doing Fine』。
Bob Jamesの『Spunky』をコラージュした『Shades Of Jae』、そして『Mahogany Brown』の続編、Walter Murphy『Afternoon Of A Faun』を使った『Black Mahogani』等を収録した名盤中の名盤。