セガサターン



1996年3月22日発売



■型番:HST-0014

■価格:20,000円



セガサターン本来の機能はそのままにデザインを変更し低価格化を実現。それに伴い本体カラーがグレーからミストグレー（白っぽいグレー）に変更された。新バージョンのセガサターンはその色から「白サターン」と呼ばれ、イメージキャラクターに俳優の藤岡弘、氏扮する「せがた三四郎」を起用。大きな話題を呼んだ。



セガサターン（後期型）

本体の低価格化と共にデザインを一新したモデル。型番はHST-0014、本体はHST-3220。1996年1月にキャッシュバックが終了したが、PlayStationに先んじて値下げを行うため、同年3月9日にセガにより”セガサターンパワーアップミーティング’96スプリング”と銘打った戦略発表会が行われた。セガ副社長の入交昭一郎は「大量生産によるコストダウンや内部回路の簡略化などさまざまな工夫を凝らして、20000円という価格を実現した」と述べている。

保証期間が6ヶ月から12ヶ月に延ばされた。それまで濃い灰色だったカラーを白に変更したことから「白サターン」とも呼ばれる。

初期のHST-3220は内部構造がHST-3210とほぼ同じであることが分かっており、製造コストの削減は後追いで何度も行われている。内部チップ変更の影響で後期に生産された個体は一部のソフトとの互換性が失われた。



これまでのゲーム機から一歩進んだ32ビットマルチメディアマシン。セガ6番目の家庭用TVゲーム機として開発されたため、太陽系第6惑星から名付けられた。

32ビット RISC CPU「SH2」を2個搭載し、ポリゴンによる3DCGゲームや、大きく表現の向上した2Dゲームなどが登場。映像やオーディオ再生機能といったマルチメディア機能も強化され、日本ビクターからは「Vサターン」、日立からは「ハイサターン」が登場した。

また、アーケードではセガサターンとの互換性を持つ業務用基板「ST-V」も登場し、人気タイトルをスピーディーに家庭用へ移植することができるようになった。



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