●江戸明治和本●〈絵本〉大和詩経［絵本倭詩経・盤桂（珪）禅師さとし歌］

【判型】大本3巻合1冊。縦255粍。

【作者】馬山樵夫編・序。柳原源次郎（菁菲堂・柳原徳基・蔀関月・荑楊斎1世）画。

【年代等】明和7年冬自序。明和8年初刊。天明2年秋求板。天保4年春求板。［京都］須磨勘兵衛（弘簡堂）板。

【備考】分類「絵本・教訓」。彫工=藤江文助。『〈絵本〉大和詩経［絵本倭詩経・盤桂（珪）禅師さとし歌］』は、序文に示すように盤珪禅師の教訓歌など樵歌（木こりのうたう歌）33首を掲げ、それぞれ見開きの挿絵と注解を添えた通俗教訓書。上巻に「朝は起ては父母様拝（オヤサマオガシメ）、爹媓（オヤ）に賢（マサリ）し神はなし」以下11首、中巻に「思案橋から女肆（アゲヤ）が見える、往（ゆこ）か帰歟（モドロカ）しあん橋」以下11首、下巻に「眉目がよいとて心が人か、大坂人形で面（ツラ）ばかり」以下11首を収録する。

★原装・題簽コピー・概ね美本。稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、198,000円～220,000円、端本1冊（上巻）が、8,800円】。

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