とある旧家の蔵出し品です。



日中戦争の翌年、大東亜戦争突入前の1938年版のポケッタブルな地図で、恐らくポケットには入れていないであろうなきれい目な状態です。

全八図のうち、第二図の吉林省及濱江省の裏に吉林濱江省と持ち主様の記載がありますので、満州国の首都 新京、哈爾濱、さらに北西の斉斉哈爾方面を調べていたのでしょうか。

全八図ともに中綴じ外れ無く、しっかりくっついていますが、地図取り付け部の上部にちょいちょい破れがあります。大きな図の場合は、緊急時にひらいて、見て、調べて、たたむ作業は大変だったと思われます。

当時、日夜行進しながら突き進んでゆく現場ではなく、余裕をもって見てひらいてたたむことのできるランクの方用だったような気がします。



　第一図　満州国全図

　第二図　吉林省及濱江省

　第三図　奉天省・錦州省・安東省及通化省

　第四図　間島省・牡丹江省及三江省

　第五図　龍江省

　第六図　黒河省・興安東省及興安北省

　第七図　興安南省

　第八図　興安西省及吉林省及熱河省



・経年によるヤケ、シミがあります

・サイズ　タテ14.5ｘヨコ8.5cm 厚み1.5cmくらい



ゆったりとした時間をお持ちの方、ポケットに一冊いかがでしょうか。











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