パリのブロカントにて購入。
可憐なお花に心華やぐリュネヴィル窯の半円プレートです。

カラフルなお花が1枚1枚手書きで描かれた可愛らしいシリーズ。
三日月（クレセント）型がとても素敵です。

時代は19世紀後半のものとのことです。

アンティーク品としてはひび、チップも無くベストコンディションといえると思います。

Luneville（リュネビル）窯とは・・・
1728年、ジャック・シャンブレットがリュネヴィルにロレーヌ地方で初めてのファイアンスリー（陶器工場）を設立しました。
芸術的、商業的に成功し、1748年ロレーヌ公爵から王立陶器工場に任命され領主御用達になります。
1758年、シャンブレットは増税のためと高級品の生産のため、サンクレモンに新しい工房を設立。この工房のおかげで、マリー・アントワネットのプチ・トリアノン公式の陶器商人に任命され、1786年にセバスチャン・ケラーが買収。
リュネヴィルの陶器製作を近代工業化します。
その後、息子のオーギュストが義理の弟シャルル・ゲランと協力してKGブランドを誕生させたのは1832年頃です。
300年以上続いたフランスを代表する古窯でしたが現在は廃業しています。
現在はアンティーク品しか出回っておらずなかなか手に入らない貴重なお品です。

特筆すべきダメージはございませんが、外国の一般家庭で使用されていたユーズド商品です。
画像には写りきらない小さな傷や汚れがある場合があります事をご了承ください。
長い年月をかけて大切に後世まで受け継がれてきた古いものにはパワーを感じます。
同感していただける方にお譲りできれば幸いです。


サイズ：　21.5x13ｘ高さ2㎝