■素材について

超高級素材として知られるヒューオンパイン。

その緻密な杢目、

年月を経ても続く香木級の香り、

どれをとっても別格の木材です。



すでに伐採は禁止されており、

ライセンスを持ったHuon Pinersだけが、

タスマニアに現在２つある保護区にて、

倒木や土に埋まった木を採取し

取り扱う事が出来る特殊な樹種です。

１００年間、水に浸けたままでも腐らず、

木口からは癒しの香りが出続けるという、

その特性は"神秘"そのものです。



日本国内での流通量はゼロに等しく、

本品は、私が現地タスマニアに滞在した際に分けていただいた材です。

製材されたままのヒューオンパインを

表面を整えて、まな板として出品させていただきました。

かなり前に入手したものですが、

いまだ木口からは濃厚な香りがします。

どんな香り？と聞かれても、

ヒューオンパインの香り、としか言い表すことが難しい、唯一の香りです。



■材料としても

木目が細かくびっしりと詰まっているが、かといって堅くもなく、鑿の入りもいい、加工性においても大変優れた材です。油分が多いせいか、切れば切るほど道具が輝いていくという不思議な木です。

一般的にヒューオンパインはバーズアイ（鳥の目）と言われる小節が多いのですが、本品は、ほぼ無節です。

厚みがありますので、木工をされている方の場合、小さく切り分けてペン制作の素材にしたり、お皿にするなど、素材としても活用いただけます。



■素材の希少性を重視し、最小限のカットで処理したため、片方の木口面には微細なクラックが複数見られます（写真６枚目）が、使用においては問題ありません。



■サイズ

幅232 × 奥行202 × 高さ50（ｍｍ）

素材...木（ヒューオンパイン）