著者は１９２１年（大正10年）生まれの鍼灸師で、故・河野忠男氏です。
本書は同氏が創出した気を扱った治療法についてまとめたものです。

河野氏は大正10年に島根県に生まれ、先の戦争にも出征しました。
終戦後に復員してからは昭和２３年に島根県で鍼灸院を開業します。
経絡治療という技法を実践しながら、脈診は名人と呼ばれた橋本昌枝氏に１８年間学びました。
治療を続ける傍らで、間中善雄医師（-1987没）が主催していた鍼灸トポロジー学会にも参加し、米国のアプライド・キネシオロジーという技法を知ります。
これは筋肉の反応で治療効果や体の状態を判断するというもので、繊細で習得に時間のかかる脈診と同等の効果を短時間で得られる、と研究を進めました。
本書はその数十年にもわたる成果が結晶化したものです。


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裁断機を利用してますが、素人作業です。
中古本・裁断済みですので「全体的に状態が悪い」としてます。
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