パキスタンスカルドゥのシガール渓谷産のアクチノライトインクォーツです。
アクチノライトは角閃石の一種で、通常グリーンの針状で存在します。水晶との相性は良く、ブラジルやスイス等でアクチノライトインクォーツが産出します。しかし一番有名なのはガネーシュヒマール産水晶です。
グリーンの針が入った水晶は魅力的で、アクチノライトの鉄分が少ないと色は薄くなり、白い透緑閃石(トレモライト)のインクルージョンも有ります。
このスカルドゥシガール渓谷産のアクチノライトインクォーツは、アクチノライトの塊の様な有様で、形は水晶ですが、光も透過しないほどビッシリとインクルージョンしています。インクルージョンと言うよりはアクチノライトを水晶で固めたと言う方が良いのかも知れません。トップはアクチノライトにより成長干渉され、ナチュラルなギザギザのマルチポイントになっています。
同ポケットの物をいくつか手に入れましたが、一番大きなポイントです。

56.2×28.0×22.0mm 37.96g

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