表題の通り、明治憲法がどのようにして欽定されたのかについての大部の研究書です。その広範な資料調査による憲法欽定のプロセスの辿り直しは、単にその草稿の内容変更を辿るだけではなく、その背景に蠢く明治政治思想史あるいは生々しい政治闘争の変遷を映し出す鏡のような役割をも果たし、憲法欽定という一大事業が国の根幹に関わるものだったことがよくわかります。私はこの分野には疎いので、偉そうなことは言えませんが、おそらくは先行研究の成果も含み込んだ画期的な著作なのではないかと思います。



ほぼ新品の状態で、出版社の読者カードと売り上げカードもそのまま挿入されていますが、地に図書館落ちなのでしょう、蔵書印が押されてあります（状態から見て、おそらく重複購入をしてしまって一冊をすぐ手放したということかなと）。それと、裏の見返しの上部に小さな剥がし跡がありますが、それ以外は、まっさらの新品そのものです。写真でご確認ください。



2007年の初版です。



もはや入手が困難のためか、大変高騰している一冊ですが、上記を考慮して価格はできるだけ抑えました。参考までにへのリンクを貼っておきます。



https://www.amazon.co.jp/明治憲法欽定史-川口-暁弘/dp/483296674X



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