Rev.Ⅱ 2極仕様 Western Electric 10GA単線 電源ケーブル 1.5m ウエスタン エレクトリックの出品です。

今回、コネクター部分や細部の仕上げをを全面的に見直し、音質向上と共にボトルネックになる箇所を廃した「Rev.2」として生まれ変わりました。

結論から申し上げますが、ハッキリ言って「究極の化け物」です。

まず、単線と撚り線は全く別物とお考え下さい。

電気信号はケーブルの外側を通る特性があり、単線は文字通り1本で構成されておりますので信号は規則正しく流れます。
ですが撚り線は1本1本が細い線材の束で構成され、更に螺旋状の形状のため表面が凸凹な状態であるため、うまく信号が流れず迷走電流が発生し線材の表面しか流れなくなります。

要するに出ない音があるということです。

いくら線径の太い撚り線をお選び頂いても、迷走電流が多く発生する撚り線では音源の持つ情報を確実にスポイルしています。
メリットは取り回し易さだけで、ギターケーブルのように動きの中で使うのであればまだしも、室内でケーブルを動かさない環境で使うのであれば、そのメリットも全く意味をなしません…。
ケーブル自体の取り回し易さはございませんが、音源の持つ信号を忠実に再現出来るケーブルをお選び下さい。

また、線径の違いによる音質の違いは、中低域の圧倒的な音圧です。


本ケーブルは、Western Electric社後期物で、恐らく80年代前半の「頭文字KS」後のケーブルとの事です。
そのためコンディションも素晴らしく、1900年台前半の素材が乏しかった時代の物とは違い、外部被膜の内側の処理が相当綺麗になされております。
現在のケーブル素材として使用される硫黄銅と呼ばれる6Nや7N名称の合金銅では無く、銅鉱石から精製された正真正銘の銅線です。

芯線の太さは規格外の10GA(2.588mm)で、外部は順にEDMP・フォイル・PVC系絶縁・芯線の構成で、音質面やノイズ処理に対するこだわりが、手に取るように分かります。
仕上げについては極力手を入れる箇所を最小限にしておりますが、外部をVW-1系チューブでダンプする前に銅箔を一枚組み込んで仕上げました。
この事により出来るだけノイズを排除する構造に近づけました。



長さ…