永井荷風 「墨東綺譚」 初版本・昭和12年・岩波書店・函

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『濹東綺譚』(ぼくとうきだん)は、永井荷風の小説。タイトルの意味は「隅田川東岸の物語」。便宜的に「墨東綺譚」と表記されることもある。「濹」は林述斎の造字したものを永井荷風が見出して使ったもので、隅田川(さんずいに墨で隅田川の別称:墨田川)を指す。

旧東京市向島区(現在の東京都墨田区)に存在した私娼窟・玉の井を舞台に、小説家・大江匡と娼婦・お雪との出会いと別れを、季節の移り変わりとともに美しくも哀れ深く描いている。荷風の日記『断腸亭日乗』には荷風の玉の井通いの様子が書かれており、主人公の大江は作者の分身と考えられる。荷風の小説中、最高傑作とされている。『

作品中に、前年廃止された京成電気軌道白鬚線の京成玉ノ井駅に関する記述がある。挿絵や私家版の写真にも廃線跡が見られ、鉄道史上の研究資料にもなっている。

1960年・1992年・2010年に映画化された。(ウィキペディア(Wikipedia)』





岩波書店・昭和12年8月初版発行の永井荷風「墨東綺譚(濹東綺譚)」函付きです。著者自装、挿画は木村荘八です。函に薄シミが少しありますが、本体にはヤケは少なく、シミや書き込み、蔵書印などもありません。経年の割には函、本体とも造りは確りとしており良い状態だと思います。

86年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。















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